風に訊く 皐月 2025
桜の華が終わりかけるころから二週間ほどは毎日が気づきの連続です。枯れ木のように見えていた枝にも若葉が芽吹き、道端の枯草は緑に変身、次の日にはいっせいに花を咲かせます。春は黄色の花が目立つような気がしますが、白、赤、ピンク、紫などの色で被われ、つつじが咲きだすと町中花と若葉にあふれて春爛漫から初夏の季節へのエネルギーの移ろいを感じます。
介護保険制度が始まったのは西暦2000年、今年25年を経過し、今や医療保険とともに生活を守るバックボーンとなっています。介護・福祉領域の人材は確実に増えて日本の新しい文化です。しかし、現実には最近のインフレにもかかわらず経費は増えるものの収入は減ときびしい現実に向き合っています。
自分自身も大切に、でも子ども、孫の世代に良い国であるよう思いを馳せていきましょう。
前田雅道